不妊症の検査はいつしたらいい?
2021年社会保障・人口問題基本調査によれば、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある夫婦は約4.4組に1組と、高い割合を示しています。不妊症治療の成功率は年齢が若いほど高まりますので、結婚を考え、子供がほしいと思ったタイミングでブライダルチェックを受けることが選択肢となります。
女性ブライダルチェックについては、以下のページで詳しく解説しているのであわせてご覧ください。
不妊症の検査はどこでするの?
不妊症の検査は、一般的な婦人科でも多くの検査を行うことができますが、医療機関によっては男性不妊検査や卵管の検査を取り扱っていない場合もあります。 不妊治療を専門とするクリニックでは、男性・女性双方に対する幅広い検査を実施しているところが多いため、受診先を選ぶ際は上記の点も考慮すると良いでしょう。
不妊症の検査について
トーチクリニックでは、初診時にブライダルチェックを実施しています。超音波検査で子宮や卵巣の状態をチェックするほかに女性ホルモン値の測定、貧血検査、卵管性不妊症の原因であるクラミジア感染症の有無を調べます。状況によっては追加で感染症や甲状腺、ビタミンD濃度の検査を追加で実施することもできます。
検査の詳しい内容についてはこちらの記事もご参照ください。
不妊治療について
検査結果に異常がない場合は、まずは一般不妊治療に該当するタイミング療法や人工授精を試みます。この2つは、女性側の排卵日を予測し、妊娠に最適なタイミングを合わせて性交渉や精子の注入を行うものです。一般不妊治療で妊娠が見込めない場合は、卵子を体外で受精させ、子宮内に移植する体外受精を実施します。
不妊治療のステップアップに関しては以下の記事でも詳しく解説していますのであわせてご覧ください。
不妊症治療の妊娠率は、一般的に年齢が若い方が高いことが知られています。そのため、結婚を考えて子どもを望む段階でブライダルチェックを受けて自身の健康状態を把握しておくことは、将来の妊活に役立つ場合があります。
よくある質問
初診は生理中でも大丈夫?
医療機関ごとに詳細な方針は異なる場合がありますが、検査の内容によっては生理中の方が望ましいケースもあります。特にE2(エストラジオール)、LH(黄体形成ホルモン)、FSH(卵胞刺激ホルモン)といった女性ホルモンは、生理開始から1〜5日目の測定で評価しやすいものとなります。受診日をあらかじめ指定している医療機関もあるため、検査を受ける際は公式サイトなどで確認しておくようにしましょう。
初診のときなんて言ったらいい?
初診の前にあらかじめ整理しておくとスムーズな項目を以下にまとめます。
・月経周期(何日周期で生理がきているか)
・最終月経開始日
・既往歴(いままでにかかった病気)
・内服薬があれば何をどれくらい内服しているか
・他院への通院歴、治療歴
・家族計画(子供は何人、いつほしいか)
・通院できる曜日や時間