保険外併用療養費制度とは
健康保険制度における保険診療では、保険が適用されない保険外診療(サービス)を受けると保険が適用される診療も含めて、医療費の全額が自己負担となります。しかし、保険外診療(サービス)を受ける場合でも、厚生労働大臣の定める一部の項目は、保険診療との併用が認められております。これを「保険外併用療養費制度」といいます。
torch clinicでは関東厚生局に届出の上、保険外併用療養費の内「先進医療」と「選定療養」を導入しております。
- 先進医療:現段階で保険適用をされていないが、保険適用を検討されている先進的技術を用いた治療
- 選定療養:追加費用を負担することで、保険適用の治療と併せて受けることができる医療サービス
当院での選定療養について
当院では以下の選定療養費を算定しております。
- 社会的適応による精子凍結
・患者様都合(採卵時に射出精子を持参することが困難な場合等)による精子凍結
・料金:24,000円(Cryotop1本の場合) - オンライン診療に伴うシステム利用料
・オンライン診療を行う際のシステム利用・接続料(オンライン接続料)
・料金:2,000円(10分あたり)
当院での先進医療について
当院では以下の先進医療を実施しております。
- 子宮内膜擦過術(子宮内膜スクラッチ)
・婦人科検査用の器具を使って子宮内膜を擦って軽微な損傷を起こすことにより、胚の着床・妊娠率を向上させることを目指す技術
・料金:11,000円 - 子宮内細菌叢検査2(子宮内フローラ)
・子宮内腔液に含まれる子宮内膜を採取して子宮内細菌叢の状態を次世代シークエンサーで網羅的に調べる検査法
・料金:55,000円 - 膜構造を用いた生理的精子選択術(Zymot)
・特殊な膜構造をもつ装置を使って、精液から運動能の高い機能的な精子を選別する技術
・料金:30,000円 - 子宮内膜受容能検査2(ERPeak)
・次世代シークエンサーを使い、子宮内膜組織に発現する遺伝子のうち、着床期に特異的に変化する48種類の遺伝子を解析し、子宮内膜組織が胚(細胞分裂した受精卵)の着床が可能な受容期にあるか否かを調べる検査法
・料金:130,000円 - 子宮内膜刺激術(SEET法)
・胚(受精卵)の培養液を用いて子宮内膜を刺激し胚受容能力を促す技術
・料金:33,000円 - 二段階胚移植術
・胚を二段階に分けて移植し、子宮内膜を着床しやすい環境に整えることを目指す技術
・料金: 新鮮胚移植 75,000円、凍結融解胚移植 120,000円
詳細は院内スタッフへお問い合わせください。