当院では、以下の診療項目について、厚生労働省の定める基準に則り、必要な設備や体制を整え、患者様の安全と安心を第一に考えた医療を提供しています。
各項目においては、診療内容や検査の目的について十分にご説明し、ご理解いただいた上で実施しております。ご不明な点がございましたらお気軽にスタッフまでおたずねください。
情報通信機器を用いた診療に係る基準
当院では、スマートフォンやパソコンなどの情報通信機器を用いたオンライン診療(遠隔診療)を実施しております。
この診療は、厚生労働省が定める「情報通信機器を用いた診療に係る基準」に従って、以下の体制を整えた上で行っています。
- 医師が対面診療と同等の情報を取得できるよう、音声・映像環境を整備しています
- 通信の安全性や個人情報の保護に配慮し、セキュリティ対策を講じています
- 患者様の診療記録は、適切な方法で保存・管理されています
- 医師の判断により、必要に応じて対面診療への切り替えを行う場合があります
オンライン診療を希望される方には、事前に説明を行い、同意を得た上でご利用いただいております。
明細書発行体制加算
当院では、透明性のある医療提供の一環として、保険診療を受けられたすべての患者様に対して無償で診療明細書を発行しております。
診療明細書には、検査・処置・処方された薬剤など、診療ごとの費用が明記されています。
内容についてご不明な点がある場合は、スタッフが丁寧にご説明いたしますので、お気軽にお申し出ください。
一般不妊治療管理料
当院は、厚生労働省が定める施設基準を満たし、一般不妊治療管理料を算定しております。
タイミング法や排卵誘発、人工授精などの一般不妊治療を受けられる患者様に対し、個別の治療計画を立て、継続的な経過観察と支援を行っています。
一般不妊治療管理料を算定するにあたっては、以下のような対応を行っております。
- 不妊原因や治療方針について、医師がわかりやすく丁寧にご説明します
- 治療の効果や副作用についても、十分にご理解いただいたうえで治療を進めます
- 治療の進捗や結果に応じて、適切な時期に次のステップをご提案します
患者様一人ひとりの状況やご希望を尊重し、無理のない形で治療を進められるよう心がけています。
生殖補助医療管理料
当院は、生殖補助医療(体外受精、顕微授精等)に係る管理体制を整えており、厚生労働省の施設基準に基づき、「生殖補助医療管理料1」を算定しております。
体外受精や顕微授精など、高度な生殖補助医療(ART)を受けられる患者様には、事前に医師が十分な説明を行い、治療計画を作成したうえで実施しています。
- 年齢や卵巣機能などを考慮したオーダーメイドの治療方針をご提案します
- 採卵や胚移植、薬剤の使用方法、リスク・副作用についてもご説明いたします
- 医師・培養士・看護師などチームで情報を共有し、連携体制のもと安全に治療を行います
患者様に安心して治療を受けていただけるよう、治療計画立案時より丁寧な説明を心がけています。
婦人科特定疾患治療管理料
当院では、子宮内膜症や月経困難症などの婦人科特定疾患に対して、継続的な管理と指導を行い、「婦人科特定疾患治療管理料」を算定しております。
疾患の特性に合わせた丁寧なケアを通じて、患者様の生活の質を高めることを目指しています。
染色体検査
当院では、流産や着床不成功を繰り返す患者様への染色体検査を実施しています。
本検査は、厚生労働省の定める「染色体検査の注2」に基づき、必要な体制を整えた上で実施しております。
- 染色体の数や構造に異常がないかを調べる検査で、適切なカウンセリングを伴います
- 遺伝的な要因について医師が丁寧に説明し、検査の目的・意義をご理解いただいた上で実施します
- 結果の解釈や今後の治療方針への反映についても、慎重に対応しています
- 検査実施前に説明を十分に行い、同意をいただいた上で実施しています
HPV核酸検出及びHPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)
当院では、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を調べる検査を実施しており、厚生労働省が定める算定要件に基づき保険診療として行っております。
- HPV核酸検出検査は、感染の有無だけでなく、ウイルスの型(ハイリスク型かどうか)も判定することができます
- 必要に応じて、ジェノタイプ(型)判定による詳細な分析も行っています
- 結果は医師から直接説明し、今後のフォローアップや予防策についてご案内します
- ワクチン接種や定期検診の重要性についても情報提供を行っています