ブライダルチェックの費用と検査項目

市山 卓彦
市山 卓彦 医師
上野院 院長 婦人科 生殖医療科 医師
お二人の道のりが明るく照らされるよう「理解」と「納得」の上で選択いただく過程を大切にしています。エビデンスに基づいた高水準の医療提供により「幸せな家族計画の実現」をお手伝いさせていただきます。
医学博士、日本産科婦人科学会専門医、日本産科婦人科学会専門医指導医 / 臨床研修指導医
torch clinic医師

ブライダルチェックは将来の妊娠に備えて現在の体の状態を調べ、影響する問題の有無や妊孕性(にんようせい:妊娠する力)を確認する検査です。基本的には保険適用外の検査であり、費用は施設によっても異なります。このページではtorch clinicのブライダルチェックの費用の詳細や費用に関連する質問について解説します。

ブライダルチェックと費用|保険適用の有無

ブライダルチェックは、将来の妊娠に関わる体の状態を確認する検査です。治療や診断を目的とする検査ではないため保険適用外(自由診療)であり、費用は施設や検査内容によって異なります。

torch clinic(トーチクリニック)では男女ともに3つのプランをご用意しており、検査項目に応じて費用が変わります。

ブライダルチェックは値段だけで判断せず、検査を受ける目的に合わせて、必要な検査項目やプランを選ぶことが大切です。

女性ブライダルチェックの費用(検査項目とプラン)

当院の女性ブライダルチェックのプランは、以下のとおりです。

検査項目 単体価格 ライトセット 妊活セット フルスクリーニング
セット
¥13,850 ¥47,750 ¥57,850
医師によるカウンセリング ¥1,650
超音波検査 ¥5,200
AMH ¥7,000
女性ホルモン基礎値 ¥3,000
プロラクチン ¥2,000
クラミジア抗体検査 ¥4,500
風疹抗体検査 ¥2,000
感染症検査(HIV等) ¥7,000
甲状腺検査 ¥3,300
ビタミンD検査 ¥3,000
ホモシステイン ¥4,500
血算 ¥1,100
ミネラル(鉄、フェリチン) ¥3,500
ミネラル(鉄、フェリチン、亜鉛) ¥4,500
子宮頸がん検査(細胞診) ¥5,600
血糖(随時) ¥500
HbA1c ¥3,000

女性ブライダルチェックは血液検査と経腟超音波検査を中心に、妊孕性(にんようせい:妊娠する力)を確認します。また、必要に応じて卵管造影検査などのオプション検査も追加できます。

ライトセット(¥13,850)

ライトセットは、医師のカウンセリングに加えて、経腟超音波検査とAMH検査を行うプランです。

経腟超音波検査は、子宮や卵巣の形態を観察し、子宮筋腫や内膜症、卵巣の腫れなど、妊娠に影響する可能性のある異常がないかを調べます。

AMH検査は血液検査で、AMH(抗ミュラー管ホルモン)を測定し、卵巣に残っている卵子の数の目安(卵巣予備能)を評価します。

妊活セット(¥47,750)

妊活セットは、ライトセットの内容に加えて、以下の検査を行います。

  • 女性ホルモンの基礎値、プロラクチン
  • クラミジア抗体、風疹抗体、感染症検査(HIVなど)
  • 甲状腺機能
  • ミネラル検査(鉄、フェリチン)、ビタミンD
  • 血算、ホモシステイン

ホルモンバランスや感染症の有無、栄養状態など、妊娠に関わる体の状態を幅広く調べることを目的としたプランです。

将来的に不妊治療も視野に入れており、体の状態をより詳しく確認したい方には、妊活セット以上のプランをご案内しています。

フルスクリーニングセット(¥57,850)

フルスクリーニングセットは、ライトセットと妊活セットのすべての内容に加え、以下の検査を行います。

  • ミネラル検査(亜鉛を含む)
  • 子宮頸がん検診(細胞診)
  • 血糖
  • HbA1c検査

子宮頸がんや血糖値の異常は、妊娠中に見つかった場合、慎重な判断が必要になります。妊娠前にこれらの状態を確認しておくことで、必要な対応を早めに検討でき、妊娠後の安心につながります。

オプション検査(卵管造影検査など)

ブライダルチェックの3つのプランに加えて、より詳しく体の状態を確認したい場合は、オプション検査を追加できます。当院では「HPVリスク判定」や「卵管造影検査」などをご用意しています。

卵管造影検査は、造影剤を使って左右の卵管の通り道に異常がないかを調べる検査です。一般的なブライダルチェックだけでは卵管の状態を正確に評価しにくいため、妊娠を希望する場合は必要に応じて検討します。

なお、卵管造影検査は事前準備が必要なため、ブライダルチェックと同日に受けることはできません。検査を実施する際は、これまでの検査結果や現在の体の状態を踏まえて、医師や医療スタッフが検査内容やリスクについて詳しく説明します。

※現在、卵管造影検査は恵比寿院のみで実施しています。

男性ブライダルチェックの費用(検査項目とプラン)

当院の男性ブライダルチェックは、以下の3つのプランがあります。

分類 検査項目 単体価格 ライトセット 妊活セット フルスクリーニング
セット
¥4,650 ¥22,150 ¥44,150
精液検査 一般検査 ¥3,000
一般+DFI検査 ¥14,000
一般+DFI+TAC検査 ¥25,000
血液検査 男性ホルモン
基礎値
¥4,000
クラミジア
抗体検査
¥4,500
風疹抗体検査 ¥2,000
感染症検査
(HIV等)
¥7,000
医師によるカウンセリング ¥1,650

男性ブライダルチェックは、精液検査と血液検査を中心に妊孕性を確認します。精子の状態をより詳しく調べたい方には、DFI検査やTAC検査もご案内しています。

ライトセット(¥4,650)

ライトセットでは、医師によるカウンセリングと精液検査(一般検査)を行います。精液検査は、男性の妊孕性を確認するための基本的な検査です。

採取した精液から精液量を測定し、顕微鏡での観察で精子濃度、運動率、総精子数などを確認し、精子の状態を評価します。

妊活セット(¥22,150)

妊活セットは、ライトセットの内容に加えて、以下の検査を行います。

  • 男性ホルモン基礎値
  • クラミジア抗体検査
  • 風疹抗体検査
  • 感染症検査(B型肝炎・C型肝炎・梅毒・HIV)

男性ホルモンの状態や感染症の有無まで確認できるプランです。妊活中の方や将来的に不妊治療も視野に入れている方には、妊活セットをご提案する場合があります。

フルスクリーニングセット(¥44,150)

フルスクリーニングセットは、ライトセット・妊活セットの内容に加えて、以下の検査を行います。

  • DFI検査(精子DNA断片化指数検査)
  • TAC検査(精液抗酸化力検査)

DFI検査とTAC検査は、精液検査(一般検査)だけではわかりにくい精子の質を詳しく調べる検査です。DFI検査では精子DNAの損傷(断片化)の程度を調べ、TAC検査では精液の抗酸化力(酸化ストレスに関連する指標)を評価します。

当院は恵比寿駅・上野駅から徒歩1分の便利な場所に位置し、土日も開院しており、働きながらでも通いやすい環境を提供しています。

ブライダルチェックにご関心のある方は、お気軽にご相談ください。ブライダルチェックのご予約はウェブからも受け付けております。

関連する助成金

自治体によっては、特定の不妊検査や感染症検査などについて、助成制度を設けている場合があります。

東京都の助成金

torch clinicの所在地である東京都では、例として以下のような助成制度があります(2026年2月時点)。

  • 東京都不妊検査等助成事業
  • TOKYOプレコンゼミ

東京都不妊検査等助成事業

東京都の不妊検査等助成事業は、都内にある保険医療機関で受けた不妊検査や一般不妊治療の費用の一部を補助する制度です。助成額は、夫婦1組につき1回あたり最大で50,000円までとされています。

助成制度を利用するには、婚姻関係(事実婚も含む)や妻の年齢(40歳未満)、居住地などいくつかの要件を満たす必要があります。詳細は東京都のホームページも参考にしてください。

TOKYOプレコンゼミ

TOKYOプレコンゼミは、東京都が18〜39歳の都内在住者を対象に開催している、プレコンセプションケアに関する無料講座です。性や妊娠に関する正しい知識を身に付け、健康管理に取り組むことを目的としており、性別やパートナー、結婚の有無を問わず参加できます。

講座を受講し指定された条件を満たすと、男女ともに検査費用のうち最大30,000円まで助成を受けることができます。TOKYOプレコンゼミの詳細については、東京都のホームページや以下の記事をご確認ください。

関連記事:TOKYOプレコンゼミの検査と助成金とは?torch clinicで始めるプレコンセプションケア

ブライダルチェックの検査項目の決め方

ブライダルチェックの検査項目を決める際は、以下の考え方を参考にしてみてください。

  • 基本プランから選ぶ
  • ライフプランに合わせてオプションを検討する
  • 助成金制度の対象となる検査項目を選ぶ

プランを選ぶ際は、検査を受けようと思った理由を整理することが大切です。目的が明確になれば、必要な検査項目や優先順位が決めやすくなります。

基本プランから選ぶ

ブライダルチェックを実施している医療機関では、妊娠に関わる体の状態を確認するために、必要な検査を組み合わせた検査プランを用意している施設が多いです。まずはその中から目的に近いプランを選ぶことを検討しましょう。

torch clinicでは、将来的に不妊治療も視野に入れている方には、妊活セット以上のプランをご提案しています。迷った際は、現在の状況やご希望を医師や医療スタッフにご相談ください。

ライフプランに合わせてオプションを検討する

基本プランに加えて、もう少し詳しく調べたいと感じる場合は、目的に応じてオプション検査を追加することもできます。

当院では、以下の検査がオプションとしてよく選ばれています。

  • 子宮頸がん検査:子宮頸部の細胞を採取し、がん病変の有無を調べる検査
  • 卵管造影検査:造影剤を使用して、左右の卵管の通り道を評価する検査

なお、当院の卵管造影検査は恵比寿院のみで実施しています。ご予約の際はご注意ください。

助成金制度の対象となる検査項目を選ぶ

助成金制度を利用する場合、対象となる検査項目が決まっていることがあります。

助成制度の利用を検討している場合は、検査を受ける前に対象条件や必要書類、申請期限などの要件を確認しておきましょう。検査後に条件を満たしていないことがわかると、助成を利用できないケースもあるため注意が必要です。

ブライダルチェックの流れ

torch clinicのブライダルチェックの流れを紹介します。

女性の場合

女性ブライダルチェックの流れは、以下のとおりです。

女性ブライダルチェックの流れ
女性ブライダルチェックの流れ

当院の女性ブライダルチェックは、主に問診、採血、超音波検査、医師のカウンセリング、結果説明の順で行います。初診日は検査を中心に行い、後日に結果をまとめて説明します。

なお、女性ホルモン検査の一部(血液検査の特定項目)は、月経1〜5日目に測定すると評価しやすいとされています。

受診日が生理期間以外の場合には、別の日に採血をお願いすることがあります。採血が2回必要になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

男性の場合

男性ブライダルチェックの流れは、以下のとおりです。

男性ブライダルチェックの流れ
男性ブライダルチェックの流れ

当院の男性ブライダルチェックでは、主に問診、採血、精液検査、結果説明を行います。精液検査を行うタイミングによって、流れ(スケジュール)が一部異なります。

  • これから精液カップをお渡しする場合:結果説明日に精液を提出
  • すでに精液カップをお渡し済の場合:初診日に精液を提出

なお、当院には採精室のご用意がないため、精液はご自宅で採取していただきます。初診日に精液検査の結果説明を希望される場合は、事前に精液カップの受け取りが必要です。

精液検査の実施と結果確認が再診日で構わないという場合は、初診日に精液カップをお渡しするので、再診日に検体をお持ちください。

‍ブライダルチェックの詳しい流れについては、以下のページもあわせてご覧ください。

関連ページ:ブライダルチェックの流れと注意事項

ブライダルチェックのリスク・副作用

ブライダルチェック特有の注意点などはありませんが、採血や超音波検査を実施するため、一般的なリスクや注意点として以下が挙げられます。

項目 リスク・注意点
採血 針を刺すときに痛みを感じたり、内出血が起きたりする場合があります。
ごく稀に、感染が起こることもあります。
内診・経腟超音波検査 違和感や痛みを感じる方もいます。
できる限り配慮していますが、不安がある場合は事前に医師やスタッフにお伝えください。
検査結果の解釈 月経周期や体調、生活習慣などによって結果が変動することがあります。
必要に応じて再検査や追加検査をご案内する場合があります。

ブライダルチェックの費用に関するよくある質問

ブライダルチェックの費用についてよくある質問に回答します。

Q. ブライダルチェックは保険適用されますか?

ブライダルチェックは健康保険が適用されず、全額自己負担(自費診療)となります。病気の診断や治療を目的としたものではなく、体の状態を確認することを主な目的とする検査であるためです。

なお、ブライダルチェックの検査結果を受けて、その後に実施する検査や治療については、内容に応じて保険診療となる場合があります。

Q. ブライダルチェックの費用を安くする方法はありますか?

直近で他院で受けた検査結果がある場合は、重複する検査を省けることがあります。

自治体によっては助成制度を利用できる場合もあります。ただし、制度の内容や利用条件は自治体ごとに違うため、お住まいの地域の制度を確認しておきましょう。

Q. 男女ペアで受けることもできますか?

はい、男女ペアでの受診は可能です。

不妊症の原因は女性にあると思われがちですが、約半数は男性側にも原因があるとされています。そのため、妊娠に向けてしっかりと準備を進めたい場合は、女性のみでなく男性もブライダルチェックを受けることが推奨されます。

男女それぞれが検査を受けることで、検査結果をもとにパートナーと妊活の方針について相談しやすくなるなどのメリットもあるため、ぜひ男女ペアでの受診をご検討ください。

Q. ブライダルチェックは医療費控除の対象になりますか?

医療費控除の対象となるかは税務署の判断になります。

国税庁のホームページでは健康診断等の費用は、疾病の治療を行うものではないので、原則として医療費控除の対象とならないと解説されています。

一方で、健康診断等の結果、重大な疾病が発見され、その疾病の治療を行った場合には、その健康診断等のための費用も対象となるとしています。

個別のケースについては当院では判断できかねるため、詳しくは国税庁のホームページをご確認いただくか、税務署などに確認するようにしてください。

Q. トーチクリニックはクレジットカード決済に対応していますか?

はい、当院ではクレジットカードでのお支払いが可能です。

ご利用いただけるクレジットカードは、VISA、Mastercard、JCB、AMEX、DISCOVERです。また、コンビニでのお支払いにも対応しています。

ブライダルチェックの予約方法

torch clinicのブライダルチェックは、アプリまたは予約フォームから予約できます。ここでは、それぞれの予約方法について、予約画面の手順に沿って解説します。

アプリでブライダルチェックを予約する方法

まずは、App Storeでtorch clinicのアプリをダウンロードし、アカウント登録を行います。

アプリでの予約方法1
アプリでの予約方法1

アプリをダウンロードしたら、ホーム画面の「診察予約へすすむ」をタップし、受診するクリニックを選択してください。

アプリでの予約方法2
アプリでの予約方法2

次に診療内容を選択します。ブライダルチェックの場合、女性の方は「初診:ブライダルチェック(女性)」、男性の方は「初診:男性」をお選びください。

その後に希望の受診日時を選択します。

アプリでの予約方法3
アプリでの予約方法3

最後に予約内容を確認し、「予約を確定する」をタップすると予約完了です。

アプリでの予約方法4
アプリでの予約方法4

アプリをダウンロードすると、事前に保険証や問診を登録でき、帰宅後にカード決済もできます。

予約フォームでブライダルチェックを予約する方法

予約フォームのページを開き、以下の情報を入力したうえで予約内容を送信してください。

  • 氏名、生年月日
  • メールアドレス、電話番号
  • 受診希望医院
  • 治療内容(ブライダルチェックを選択)
  • 来院希望日時(第1希望は必須)
予約フォームでの予約方法
予約フォームでの予約方法

クリニックに相談したいことがある場合や、男性で精液カップの事前受け取りを希望される場合は、「クリニックに伝えたいこと」にご記入ください。

torch clinicについて

torch clinicでは、ブライダルチェックを提供しています。恵比寿駅・上野駅から徒歩1分の便利な場所に位置し、土日も開院しており、働きながらでも通いやすい環境を提供しています。

ブライダルチェックにご関心のある方は、お気軽にご相談ください。