多嚢胞性卵巣症候群の原因は?診断基準や一般的な治療法についても解説

市山 卓彦
市山 卓彦 医師
上野院 院長 婦人科 生殖医療科 医師
お二人の道のりが明るく照らされるよう「理解」と「納得」の上で選択いただく過程を大切にしています。エビデンスに基づいた高水準の医療提供により「幸せな家族計画の実現」をお手伝いさせていただきます。
医学博士、日本生殖医学会生殖医療専門医 / 日本産科婦人科学会専門医、日本産科婦人科学会専門医指導医 / 臨床研修指導医
torch clinic医師

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因はまだ完全には解明されていませんが、主にホルモンバランスの乱れや代謝異常が関係していると考えられています。体質や遺伝、生活習慣なども関連し、複数の要因が重なり合って発症します。

放置すると不妊の原因になるほか、生活習慣病や子宮の病気につながるリスクもあります。妊娠の希望に関わらず、適切に治療を受けることが大切です。

この記事では多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因や診断基準、治療法について解説します。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは

通常は1か月に1回、排卵が起こりますが、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、排卵が規則的に起こらず、不定期または起こりにくくなる状態です。特徴として、月経不順や排卵障害、卵巣に小さな卵胞がたくさん見える、AMHが高い、男性ホルモンが高いといったものがあります。

生殖年齢にある女性のうち約5〜8%とされており1)、排卵がうまく起こらないため、不妊の原因にもなる病気です。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の妊娠率について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

関連記事:多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を持つ人の妊娠率は?診断方法や治療についても解説

多嚢胞性卵巣症候群の主な原因

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因はまだはっきりと解明されていませんが、複数の要因が重なって発症すると考えられています。

特に原因の中心とされるのは以下の2つです。

  • ホルモンバランスの乱れ
  • インスリン抵抗性

また、体質や生活環境、遺伝なども発症に関わります。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、さまざまな要因が複雑に絡み合い引き起こされるのです。

ここでは、主な原因とされる2つについて解説します。

ホルモンバランスの乱れ

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、排卵を調整するホルモンの乱れが大きな原因と考えられています。

特に、以下のホルモン異常が影響するとされています。

  • LH(黄体形成ホルモン)が相対的に高くなる
  • FSH(卵胞刺激ホルモン)が不足する
  • アンドロゲン(男性ホルモン)が過剰に分泌される

通常は、脳の下垂体から分泌されるFSHとLHのバランスが保たれることで卵胞が育ち、排卵が起こります。しかし、LHが相対的に高くFSHが不足する状態になると、卵胞がうまく育たず排卵しにくくなるのです。

LHとFSHのバランスが崩れると、卵巣ではアンドロゲンが過剰に分泌されます。アンドロゲンは卵子の成長を妨げるため、さらに排卵障害が起こりやすくなります。

インスリン抵抗性

「インスリン抵抗性」も、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の主要な原因です。インスリン抵抗性とは、体がインスリン(血糖を下げるホルモン)に反応しにくくなる状態です。

インスリンが効きにくくなると、体は血糖を下げるためにインスリンをたくさん分泌します。過剰なインスリンは卵巣に作用し、LHの働きを強めてしまいます。アンドロゲンの分泌も促されてしまい、排卵障害につながるのです。

インスリン抵抗性は、病気の発症に関わるだけではありません。一度生じるとホルモンバランスをさらに乱し、インスリン抵抗性自体も悪化させます。

ホルモンバランスとインスリン抵抗性は、互いに影響を及ぼしあい、病気を悪化させる悪循環を生み出すのです。

多嚢胞性卵巣症候群の主な症状と診断基準

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、生理不順や排卵障害などを引き起こす病気です。放置すると不妊の原因になるだけでなく、他の病気を引き起こす可能性もあります。

まずは症状や診断基準を知り、必要に応じて適切に治療を受けましょう。

主な症状

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、ホルモンバランスの乱れだけでなく、インスリン抵抗性により代謝異常も生じるため、さまざまな症状があらわれます。

以下は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の代表的な症状です。

  • 月経不順:生理がなかなか来ない、周期が長い、不規則、または不正出血がある
  • 排卵障害:排卵が起こりにくい、排卵していない
  • 男性ホルモンの影響:ニキビができやすい、体毛が濃くなる、頭髪が薄くなるなど
  • 卵巣の変化:卵巣に小さな卵胞がたくさん見られる
  • 代謝の影響:太りやすい、糖や脂質代謝に異常がある

症状には個人差があり、必ずしもすべてが見られるわけではありません。ただし、月経不順がある場合はホルモンバランスに異常が生じている可能性が高いため、早めの医療機関での相談が推奨されます。

診断基準

日本産科婦人科学会の基準では、次の3つすべてに当てはまると多嚢胞性卵巣症候群と診断されます2)

【多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の診断基準】

  1. 月経周期異
  2. 多嚢胞卵巣またはAMH高値
  3. アンドロゲン過剰症またはLH高値
1 月経周期異常 ・生理が来ない(無月経)
・たまにしか来ない(稀発月経)
・排卵がないのに出血がある(無排卵周期症) など
2 多嚢胞卵巣
(超音波検査)
両方の卵巣に小さな卵胞がたくさんみられる
AMH高値
(血液検査)
卵巣内に卵胞が多く、排卵がうまくいっていない可能性を示す
3 アンドロゲン過剰症 男性ホルモンの影響がみられる(多毛、ニキビなど)
または
血液検査で男性ホルモン値が高い
LH高値
(血液検査)
・肥満でない人:LH値高値かつLH/FSH比高値で判定
・BMIが25以上の人:LH/FSH比高値のみで判定

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と似た症状の病気と区別するため、問診や血液検査、超音波検査などを組み合わせて診断されます。

多嚢胞性卵巣症候群が原因で起こる代表的な疾患

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)がある女性は、さまざまな病気にかかりやすくなります。

特に以下は、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で引き起こされる代表的な合併症です。

  • 子宮内膜増殖症・子宮体がん
  • 高血圧
  • 2型糖尿病
  • 妊娠合併症

無排卵や無月経の状態を放置すると、将来子宮の病気や生活習慣病のリスクが高まることが分かっています。妊娠中には特有の合併症を生じやすく、お腹の赤ちゃんへの影響も心配されます。

子宮内膜増殖症・子宮体がん

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)によって排卵しない状態が続くと、子宮内膜が厚くなり、子宮内膜増殖症や子宮体がんのリスクが高まります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は排卵が起こりにくく、月経が不規則になりやすい病気です。

排卵がないと本来分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)が不足し、子宮内膜に対して抑制がかからなくなります。その結果、卵胞ホルモン(エストロゲン)の作用だけが長く続き、子宮内膜が厚くなりすぎる「子宮内膜増殖症」を起こしやすくなります。

エストロゲン優位でプロゲステロンが不足した状態が長期間続くと、子宮内膜細胞の異常が蓄積し、最終的に「子宮体がん(子宮内膜がん)」へ進行するリスクが高まります。最も多い症状は不正出血で、月経以外の時期や閉経後の出血は要注意です。

高血圧

高血圧とは、血管の中の圧力がいつも高い状態のことで、脳卒中や心臓病、腎臓病の大きな原因になります。食生活や運動不足、遺伝などさまざまな理由で起こりますが、ホルモンの乱れや代謝の不調も関わります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は排卵がうまくいかないだけでなく、太りやすかったり血糖を下げにくい体質(インスリン抵抗性)を伴うことが多く、これが血圧を上げる要因になるといわれています。

さらに、男性ホルモン(アンドロゲン)の血中濃度が高くなるため、血管の働きに影響して高血圧や動脈硬化を進めるリスクがあります。

2型糖尿病

糖尿病とは、インスリンがうまく働かず、血糖が高い状態が続く病気です。高血糖が続くと血管が傷つき、動脈硬化や心臓病、腎臓病などの重い合併症を起こす危険があります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の人は、インスリン抵抗性やホルモンバランスの影響により、血糖を処理する力(耐糖能)が落ちやすいことが分かっています。肥満がある人では95%、やせ型の人でも75%が耐糖能異常を持つとされています3)

糖の代謝は年齢とともに低下しやすいため、たとえ正常体重であっても糖尿病を発症しないように生活習慣を整えることが大切です。

特に40歳以上の人は将来2型糖尿病になるリスクが高いとされています。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断された後は、定期的に血糖チェックを受けることが推奨されます

妊娠合併症

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の女性は、ホルモンや代謝のバランスが乱れやすく、以下のような合併症を起こすリスクが高いことが分かっています。

  • 妊娠高血圧症候群
  • 妊娠糖尿病
  • 早産 など

妊娠高血圧症候群になると、お母さんは肝臓や腎臓、脳の病気など重い合併症を起こす危険があります。赤ちゃんにも発育遅れなどの影響が出るおそれがあります4)

妊娠糖尿病はインスリン抵抗性と関係して起こりやすく、2型糖尿病を発症する可能性も高まるため注意が必要です5)

また、早産になる可能性もあります。海外の研究では、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のある妊婦さんは早産のリスクが53〜57%高くなると報告されています6)

妊娠合併症が生じないように、妊娠中はもちろん妊娠前から体重管理や整った生活習慣を意識することが大切です。特に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の人は、今すぐ妊娠を望んでいなくても定期的に健診を受け健康管理に努めましょう。

多嚢胞性卵巣症候群の検査と治療法

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の診断では、血液検査や超音波検査で体の状態を調べます。

治療方針は、妊娠を望むかどうかで異なります。妊娠を希望する場合は、排卵を助けることが治療の中心です。一方、妊娠を希望していない場合は、将来の合併症を防ぐことが目的となります。

検査

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が疑われる場合、複数の方法を組み合わせて検査が行われます。

主な流れは次のとおりです。

  • 問診:月経の様子や体調について医師が詳しく確認する
  • 超音波検査:卵巣に多数の小さな卵胞があるかどうかを調べる
  • 血液検査:女性ホルモンや男性ホルモン、血糖やインスリンの働きを測定する

排卵が起きているかどうかを確認するため、自宅で基礎体温の測定を求められることもあります。基礎体温が二相性にならない場合は排卵していない可能性があります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は自覚症状だけでは診断できません。医師が検査結果や問診内容をもとに総合的に判断します。診断結果に不安があったり、気になる症状が見られたりする場合は、ひとりで悩まず医師に相談しましょう。

生活習慣の改善

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断された場合、まずは生活習慣を整える必要があります。肥満(BMI25以上)の場合は減量も推奨されます。

肥満の状態では排卵障害やホルモンの乱れが悪化しやすく、生活習慣病のリスクが高くなるためです。体重は、3〜6か月で5〜10%を目安に減量を目指します3)

肥満を解消すると、ホルモンバランスが整い、血糖もコントロールしやすくなります。少しずつ運動習慣と食生活を見直しましょう。

運動のペースは以下が推奨されています3)

  • 中強度の運動(バレーボール、卓球、早歩きなど)の場合:週に250分以上
  • 高強度の運動(ランニング、水泳のクロールなど)の場合:週に150分以上

食事は「主食・主菜・副菜」をそろえた献立を基本としましょう。調味料や調理法を工夫するほか、間食やアルコールも控えるように心がけてください。

やせている人や標準体型の人は、減量する必要はありません。ただし、合併症を防ぐためにも生活習慣の見直しは重要です。ご自身のペースで、できることから取り組みましょう。

薬物療法

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の治療では、肥満がある場合はまず減量や運動など生活習慣の改善を行い、それでも排卵が起きないときに薬を使います。肥満がない場合も、排卵を促すために薬物療法が選ばれることがあります。

さらに、妊娠を希望するかどうか、また耐糖能異常やインスリン抵抗性があるかどうかによって、使用される薬の種類が変わります3)

状況 主な治療 ポイント
妊娠を希望しない場合 周期的黄体ホルモン療法、
超低用量ピル
月経周期を整え、ホルモンバランスを
安定させる
妊娠を希望する場合 排卵誘発薬 排卵を起こして妊娠の可能性を高める
耐糖能異常やインスリン抵抗性がある場合 メトホルミンの併⽤療法 血糖やホルモンの改善に役立ち、他の
治療と併用することもある

手術療法(腹腔鏡下卵巣多孔術)

腹腔鏡下卵巣多孔術は、薬による排卵誘発で効果が得られない場合に行われる手術です。腹腔鏡を使い、卵巣に小さな穴をいくつか開けて卵巣の組織を切除することで、卵巣からの男性ホルモン分泌を抑え、自然な排卵を促すことを目的としています。

ゴナドトロピン療法中に卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が起きた場合の選択肢にもなります。手術後は自然排卵や妊娠の可能性が高まり、薬による治療に比べて多胎妊娠やOHSSのリスクが少ない点が特徴です3)

ただし、手術によって卵巣や周囲に癒着が起こったり、卵巣の働きが弱まったりする可能性があります。さらに肥満があると術後の合併症が増えやすいため、あらかじめ体重を整えておくことも大切です。

多嚢胞性卵巣症候群に関するよくある質問

ここでは、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に関して、よくある質問にお答えします。

Q:生活習慣の改善でよくなりますか?

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、生活習慣の改善だけで完全に治るわけではありません。しかし、食事や運動を見直すことでホルモンバランスが整いやすくなり、排卵が起こりやすくなることにつながるため、生活習慣を改善することは大切です。

海外の調査では、肥満を伴う多嚢胞性卵巣症候群患者において、生活習慣の見直し(食事療法や運動療法)をした結果、生殖機能が改善されたという報告もあります7)

Q:婦人科と不妊治療クリニックはどちらを受診すべきですか?

どちらを受診するかは、年齢・体調・家庭の状況によって変わります。

妊娠を希望しない場合や月経不順・排卵異常が気になる場合、まずは一般的な婦人科が選択肢となります。ホルモン検査や超音波検査などの基本的な検査が受けられ、必要に応じて治療も行われます。

一方、妊娠を望んでいる場合や不妊で悩んでいる場合には、不妊治療を専門とするクリニックも選択肢となります。不妊の原因となる病気の治療と並行して、タイミング法や人工授精などの専門的な治療も受けられます。

今すぐ妊娠を考えていなくても将来的に子どもを望む場合は、ブライダルチェックを受けるのもよいでしょう。不妊の原因は、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)以外にもさまざま考えられ、自覚症状だけでは特定できないことがほとんどです。早めに検査を受け、妊娠を望む前から必要な治療を受けることが大切です。

ブライダルチェックについて詳しい内容は、下記の記事をご覧ください。

関連記事:女性ブライダルチェック

Q:ストレスが原因になることはありますか?

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は遺伝やホルモンの影響が大きい病気ですが、思春期や青年期に受ける心理的ストレスも関係すると考えられています。

過度なダイエットや精神的な負担、摂食障害などは、体のホルモン調整を乱しやすく、排卵のしくみに影響を与える可能性があります8)

そのため、生活習慣の工夫に加え、心の健康を保つことも大切です。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とストレスの関係については、以下の記事をご覧ください。

関連記事:多嚢胞性卵巣症候群とストレスの関係は?対処法や治療方法、妊娠への影響について解説

おわりに

トーチクリニックでは、将来妊娠を考えている方向けのブライダルチェックなども提供しています。ブライダルチェックは、将来の妊娠に備えることを目的に、結婚や妊娠を控えたカップルを対象にした健康状態の確認のための検査です。

恵比寿駅・上野駅から徒歩1分の便利な場所に位置し、土日も開院しており、働きながらでも通いやすい環境を提供しています。

医師による診断や治療のカウンセリングに加えて、心理カウンセラーが心理的な負担や人に話しにくい悩みなど、医療での解決が難しい「お困りごと」について一緒に考える機会も提供しています。

ブライダルチェックにご関心のある方は、お気軽にご相談ください。ブライダルチェックのご予約はウェブからも受け付けております。

ウェブで予約する

また、ブライダルチェックについての解説記事もご参考にしてください。

ブライダルチェック
ブライダルチェックは、将来の妊娠に備えることを目的に、結婚や妊娠を控えたカップルを対象にした健康状態の確認のための検査です。

参考文献

1)日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会.  産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023.
https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_fujinka_2023.pdf

2)日本産科婦人科学会. 多嚢胞性卵巣症候群に関する全国症例調査の結果と本邦における新しい診断基準(2024)について. 日本産科婦人科学会ウェブサイト. https://www.jsog.or.jp/news/pdf/PCOS1_20231204.pdf

3)日本産科婦人科学会 生殖・内分泌委員会(令和5〜6年度). 本邦における多嚢胞性卵巣症候群の治療指針. 日本産科婦人科学会ウェブサイト.
https://www.jsog.or.jp/news/pdf/PCOSshishin_20250717.pdf

4)日本産科婦人科学会. 妊娠高血圧症候群. 日本産科婦人科学会ウェブサイト.
https://www.jsog.or.jp/citizen/5709/

5)日本内分泌学会. 妊娠糖尿病. 日本内分泌学会ウェブサイト.
https://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=94

6)Bahri Khomami M, Hashemi S, Shorakae S, et al. Systematic review and meta-analysis of birth outcomes in women with polycystic ovary syndrome. Nat Commun. 2024;15(1):5592.
https://www.nature.com/articles/s41467-024-49752-6

7)Kim CH, Lee SH. Effectiveness of lifestyle modification in polycystic ovary syndrome patients with obesity: a systematic review and meta-analysis. Life (Basel). 2022;12(2):308.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8876590/

8)Steegers-Theunissen RP, Wiegel RE, Jansen PW, Laven JSE, Sinclair KD. Polycystic ovary syndrome: a brain disorder characterized by eating problems originating during puberty and adolescence. Int J Mol Sci. 2020;21(21):8211.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33153014/